
釣りの良い所は、「自由を満喫できる所」。
日頃のストレスも忘れ、自然を楽しむことができる最高のレジャーです。
もっと自然と一体になって、釣りを楽しむことができる「フィッシングカヤック」をご存知ですか?
「ショアからの釣りも楽しいけど、船もやりたいが船舶免許を取るのもな~」
こんな人には、フィッシングカヤックが適していると思います。
自分の好きな時に海に出て、好きな時に釣りをして、好きな時に帰ることができる最高の釣りではないでしょうか。
そんな「フィッシングカヤック」に興味がある方に、最低限知っておきたいルールをご紹介したいと思います。
- 船舶免許が無くても船釣りをしたい
- もっと自由に釣りをしたい
- ショアより少し沖で釣りがしたい
それでは、いってみましょう!
フィッシングカヤックの知っておきたいルール(海釣りの場合)

フィッシングカヤックでの釣りは、陸での釣りより注意すべき点が様々あります。
これから「フィッシングカヤックを始めてみたい」という方の疑問に思うことを解消できるような事柄も含め、『知っておきたいルール』をご説明します。
フィッシングカヤックは免許が無くてもオッケー!釣りに「漁業権」は適応されない

フィッシングカヤックで海に出る場合に、船舶免許は必要ありません。
そうなんです。免許は必要ないんです。
無駄にお金が掛からないのも一つの魅力です。
ちなみに、操縦免許がいらないものは他にもあります。
- 2馬力以下の船外機がついたボート
- ボート長さ3m未満のボート(2馬力以下の船外機が付いたもの)
例を挙げると、「2馬力以下の船外機が付いたゴムボート」が操縦免許が無くても操縦することができることになります。
感覚的には、”操縦免許が必要”と思いがちですが、この位小さいものは必要ないようです。
フィッシングカヤックも操縦免許無しでオッケーです。

「フィッシングカヤックでの釣りは漁業権は必要あるんですか?」
という疑問があると思います。
答えは、

必要ありません!
釣りには、漁業権は必要ありません。もちろん許可を取る必要もありません。
これはフィッシングカヤックにおいても、そのまま適用されるようです
もちろん、特殊な漁具などを使用した場合は、「漁」という扱いをされる場合がありますので許可をもらっておく必要があります。
ですが、一般的な釣りにおいては、許可を取る必要はありませんのでご安心下さい。
場所はどこでもいい訳ではなく、安全な場所を選ぶ
フィッシングカヤックの釣りは、危険を回避するためにも安全な場所で行う必要があります。
- 潮の早くない場所
- 定置網、養殖施設などがない場所
- 漁船が行き来してない場所
などが挙げられます。
フィッシングカヤックは人力ですので、潮の速い場所ですと、どうしても沖に流されてしまう可能性が高いです。(特に初心者さんは)
できれば、もっとも安全な湾内がいいでしょう。
上手くフィッシングカヤックを操作できるようになるまでは、外海は避け、安全な場所で釣りをするようにした方が懸命です。
慣れるまでは、「穏やかな湾内」で釣りをして下さい。
漁師さんとのトラブルを避けるためにも、できるだけ船舶の少ない場所を選ぶようにし、潮が穏やかなポイントを選びましょう。
出廷場所に適している場所は「砂浜」
出廷場所に向いているのは「砂浜」です。
- 波が穏やかで出廷しやすい
- フィッシングカヤックを降ろしやすい
- 船舶が少なくて安全
「砂浜」は、他の船舶が少ないため接触事故などの危険性が減りますし、フィッシングカヤックを海面に降ろしやすいというメリットもあります。
普段は「海水浴場」になっている場所などがあれば、持って来いの場所になります。
基本的に許可は必要ないようですが、心配な方は地元の漁協や市区町村に問い合わせをしてみてください。
近くに、「カヤックショップ」があればお店に聞いてみるのもいいでしょう。
そして、トラブルの原因として多いのは漁港のスロープ利用。
漁港にあるスロープに関しては、使用しない方がトラブルを避けることができます。
しかも、漁港は船舶も多いため、接触事故の危険性が高い「危険な場所」ですので避けた方がいい場所です。
どうしても使いたい場合は、漁協や市などに問い合わせてみるのも一つの手です。
まとめますと、最も安全である砂浜がフィッシングカヤックの出廷場所には適しています。
「危険な場所」からの出廷はしないようにしてください。
海士のマナーはしっかり守る
先ほどもご紹介しましたが、定置網、養殖施設などの周辺での釣りは避けるようにしてください。
そして、フィッシングカヤックにつける「フラッグ」という目印の様な旗があります。
フラッグは、「自分の存在を他の船にしらせる」という効果がありますが、フラッグがあるからといって、相手の船からいつも見えているわけではありません。
特に、フィッシングカヤックなどは、余計に見えずらいものになります。
「確認できず接触事故になってしまった」とならないためにも注意が必要になってきます。
大切なのは、他の船舶に避けてもらおうとせずに、自分が注意を払って衝突やニアミスを未然に防ぐようにしましょう。
「こっちにきそうだな」と感じたら、早めに竿をしまい、移動してください。
もう1つ、気をつけなくてはならないのは「アンカー」です。
ボートが流されないために、その場にとどめておく重り
アンカーがあると迅速に対応できないため、もしもの際にナイフなどでロープを切る準備をしておく必要があります。
海の上は陸とは違いますので、すぐ移動することが難しくなってしまいます。
ですので、常に注意を払って、船が見えた際には早めの回避を心掛けるようにしましょう!
ここまで、”ルールについて”ご説明してきましたが、まだ疑問があれば下記のホームページで確認していただければ幸いです。
フィッシングカヤックを海釣りで使う際に、必要なアイテム

基本的なルールを理解すれば、後は道具を揃えて出港です!
出港する際に、揃えておきたい最低限のモノを紹介していきます!
ぜひ、「安全」のためにも必ず揃えておきましょう!
フラッグ(目印)
自分の存在を示す「フラッグ」は必ずつけるようにしましょう!
ライフジャケット(桜マークが好ましい)
フィッシングカヤックが転覆してしまった際に、命綱になるのは「ライフジャケット」です。
少し高値ですが、自動膨張式の方がパニックになっても自動で膨張してくれますので、安全かと思います。
携帯、アクアパック
海上保安庁に、救助を呼ぶ際にもスマホは必要になります。(118に救助要請)
そのためにも、海水から守れるものにスマホを入れておきましょう。
ウェットスーツなど、濡れても乾く服装
フィッシングカヤックの釣りでは、濡れてしまう事もしばしばあります。
そのまま放置しておくと、低体温症の危険性もでてきますので、濡れても乾く服、もしくはウェットスーツがオススメです。
アンカー
ナイフ
ナイフは、もしもロープが絡まった場合やアンカーをすぐ切り離さなければならない時に使いますので、必ず持つようにしましょう。
フィッシングカヤックを選ぶ際に気を付けたいポイント

フィッシングカヤックを選ぶ際に、注意したポイントをいくつか紹介します。
足漕ぎ型ではなく、手漕ぎ型がいい
今、ペダルで漕ぐ「足漕ぎ」と、パドルで漕ぐ「手漕ぎ」がありますが、オススメは「手漕ぎ型」です。
- 重心が高い
- 姿勢が不自然で疲れる
- 浅瀬では足こぎで移動できない
- 荷物を置くスペースがあまりない
- 幅が広いので速度が出ない(手漕ぎよりも10~15cm広い)
足で漕ぐからといって、早いわけではなく、「手漕ぎよりもスピードが出ないので危険回避もできない」ということがあります。
スピードがでなければ、向かい風にも対応できないので、出廷場所にも戻れなくなってしまいます。
ですので、スピードの出る「手漕ぎ型」の方がオススメです。
長さが長いほど安定性は増す
カヤックは、長さが長いほど安定性は増していきます。
しかし、その分、値段も上がってしまいますので予算と相談しながらお決めください。
フィッシングカヤック(手漕ぎ)
シートとアルミパドルのセットで¥69.850円のフィッシングカヤックになります。
少し小さく、重量22㎏で持ち運びにはいいサイズ感です。
シートや収納ボックスがセットになっているフィッシングカヤックです。
セットですので、楽に始めることができます。
重量は24㎏ですので、持ち運ぶにも苦ではない重量ですね。
先ほどのカヤックよりは総重量も多いので、荷物も多く積むことができます。
足漕ぎ型フィッシングカヤック
Ho bie Mirage i11s インフレータブルカヤック ミラージュドライブ 180 フィッシングカヤック
あまりオススメはできませんが、足漕ぎ型もあります。
価格は42万円とかなり高額なもの。
やはり、「手漕ぎ」がいいのではとおもいます。
※フィッシングカヤック参考動画
フィッシングカヤックは安全第一で:まとめ
フィッシングカヤックは、風や波の状況で大きく危険性が変わるレジャーです。
フィッシングカヤックで釣りを楽しむ際は、天気や波の高さを十分考慮して、最新の天気情報を常にチェックするようにしてください。
楽しく釣りを続けるためにも、「無理はしない」ということを第一に考え、装備のきちんと整えてから、釣行するようにしでくださいね。
では、また!
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